ストッキングの上に半ズボン状のブリーチズをはいて膝下は肉体としてのラインをアピール、という男性服の下半身の伝統は、ほぼ三百年続いてきたのである。半ズボンから長ズボンへの移行は、そんなにすんなりと成功するものだろうか?考えられる背景の一つとして、一七七〇年以降、上流階級の子供が水兵(セイラー)風の装いをさせられていた、という事実も大きいかもしれない。セイラー・パンツは長くゆったりとしたタイプのパンツである。ここでなぜ子供にセイラー・スーツ?という疑問も湧く。一七七〇年代以降、子供にセイラー・スーツが着せられたのは、セイラー風、木こり風、ミルクメイド風、というように、子供に「なんとか風」の装いをさせることがこの時代のロマン主義のムードに乗った親たちの気分にかなっていたためかもしれない。
ストッキングですが、気になるのは色が脚に合っていない人が多いということです。確かにナチュラルな色のストッキングを選ぶのは難しいもので、白っぽくなったり、濃すぎたりしてしまいがちです。ですから、その前に、自分の脚の肌色をきちんと知っておくべきでしょう。そして実際に履いてみて、照明の下でなく、自然光の中で、自分の肌色に近いかどうかをチェックしていきます。そうしてよく色を確かめてから、自分の定番色のストッキングを決めれば間違いがないでしょう。欧米を訪れると、真剣にストッキングを選ぶ女性にいたる所で出逢います。彼女たちは肌を灼いたときから、そのさめ具合でストッキングの色を変えていきます。それくらいの繊細な心配りが、ストッキング選びには必要なのです。
オーバーオールズoverallsは、サスペンダーを胸のあたりの金具で留める、前当てつきのパンツ。もともとの形は、肩から後ろヘサスペンダーをまわし、背中でX字に交差させてウェストバンドに留めるタイプ。白や天然色のものは、ペンキ屋や大工、縞模様は鉄道労働者が身につけた。あらゆる衣服の上に着用できるため、「オーバーオールズ」。正しくは「オーバーオールズトラウザーズ」フィッシャーマンズセーターfishermanssweaterは、撥水性のある生成りの毛糸で編んだ漁師用セーター。ケーブルステッチや、シードステッチなど、凹凸がはっきりした美しい編み目が特徴。アイルランド原産。ファッションとして流行したのは1960年代初め。基本はプルオーバー型だが、タートルやカーディガンタイプもある。